『ニライカナイからの手紙』070308。。
思い切り泣きたいあなたに、ちょっぴり切なく、でも何故か幸せな少女と母と祖父との物語。
ニライカナイ──それは沖縄に伝わる、水平線の彼方にある幸福の国。
何も知らずに観て欲しい。
何故なら、主人公の少女といっしょに、彼女のたどった人生の一部を共有して欲しいから──
蒼井優──この女優は、本当にいつまでたっても輝きを失わない素晴らしい女優だ。
『花とアリス』で見せてくれた鈴木杏ちゃんとの可愛い普通の女の子も素敵だったけれど、
今回は、たった一人で、一生懸命に生きる沖縄の少女を見事に演じてくれている。
きっと彼女以外のキャスティングでは、この映画の輝きは生まれなかったんじゃないかと思ってしまうほど。
少し大目に見て欲しいことは、その蒼井優が登場するまでの子役たちのお芝居と、地元の人々の起用。
意図的なのかどうかは解らないけれど、蒼井優の演技との温度差がかなりあることは確かです。
でも、大丈夫。優ちゃんが、すべてを忘れさせてくれるから。
子供にとって母親(もちろん父親も)が、どれほど大切で大きな存在なのか──
親にとって我が子が、どれほど愛おしく自分のすべてを捧げられる宝のような存在なのか──
そんな、当たり前で、でも時々忘れてしまっている家族というものの素晴らしさを思い出させてくれる──大人のための絵本のようなお話。
声を出して泣きましたよ。子供のように──
嬉しくて……悲しくて……切なくて……ありがたくて……
いつものことながら、またひとつ、俺の宝物が増えました。
最後の30分に、★★★★★!
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